ハナマネー

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トランプ氏がTPP離脱するって言ってるのはドル安誘導のためじゃないかな?

暴言王ことトランプ氏がまたとんでもないことを言い出しましたね。
先週安倍総理と会談した時どんな話をされたのかはわかりませんが、TPP離脱発言は日本を始めとする太平洋諸国に牽制球を投げた感じなのでしょうね。

アメリカの利益にならない協定には応じられないと。

jp.reuters.com

大統領選挙で選ばれてからは、選挙期間中の暴言に対して修正をするような発言もあったので意外でしたね。
人種差別や性差別などアメリカが分裂する内容に対しては修正しましたが、対外的なことや経済分野については妥協はしないということなんですね。

トランプ氏の発言はドル高への牽制球

大統領選挙の投票中、トランプ候補優位が報道されると金融市場はパニックになり、円高ドル安になりました。

でも、トランプ氏の勝利宣言が落ち着いていたことから経済政策に期待されてドルが買われ、円安ドル高になりました。

画像: 米ドル/円 - FXレート・チャート - Yahoo!ファイナンス 

 対米輸出がいろいろな形で多い日本企業にとっては円安ドル高はありがたいですね。
では、逆の立場のアメリカ企業、特に製造業はどうでしょうか?
安い輸入品が入ってきたら価格競争力で負けてしまいますよね。それではどうしたら良いか。

口先介入をするのです。

口先介入

口先介入とは、政府高官や金融当局者が為替に関する発言をして、具体的な政策をせずに為替市場に影響をあたえることを言います。

トランプ氏はまだ大統領に就任したわけではありませんから、具体的な政策は出来ません。でも、いずれ政策を実現する力を持ちます。アメリカ議会上下両院では共和党が過半数を占めており、トランプ大統領の政策はとおりやすい環境にあります。
だからトランプ氏の発言には影響力があるんですね。

今回トランプ氏は、TPPに参加しないという発言を動画で公開しました。

 この発言で、日本の輸出産業の花形である自動車企業の株が下がりました。
トランプ氏の発言は実際に株価に影響を与えたのです。

ドル安誘導の布石では?

今回のTPP離脱発言により、日本の輸出関連企業の株価が下がり、アメリカ企業の株価はあがっています。
トランプ氏やその側近たちもトランプ発言の力を理解したと思います。
これからもこのような動画が公開されることでしょう。
そして、そのたびに株価が大きく動くのです。

今回の発言ではドル高が依然進んでいますが、トランプ氏はアメリカの製造業を守るため、ドル安誘導をする可能性は非常に高いと思います。
一旦、1ドル120円くらいまでドルを値上げしておいて、1ドル80円くらいまでドルを安くするつもりなのではないでしょうか。

そして、その間にトランプ一族は為替相場や海外不動産で稼ぐのかもしれませんね。

トランプ大統領になったら株価や為替が激しく変動するかも

暴言王トランプ大統領は、これからも計画的に刺激的な発言を言うことでしょう。そのたびに株価や為替が大きく変動する可能性があります。
激しい値動きは、投資家に大きな利益を与えることでしょう。ましてやその動きが予測できる立場にいたら・・・

トランプ一族の資産は、トランプ大統領の間に更に膨れ上がることでしょうね。